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32人抜きをした三井物産の社長の安永竜夫氏が語る「選ばれるリーダーの人物像」

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「ごぼう抜き」というと何を想像しますか?

 

マラソンや競馬の中継などで聞くことが多い言葉ですが、

ビジネスの世界にも「ごぼう抜き」があるみたいです。

 

メディアでも話題になったのでご存知かもしれませんが、

32人抜きをして社長に抜擢された人がいます。

 

32人抜きってすごすぎて、もはや意味不明ですよね。

 

32人抜きをした三井物産株式会社の社長安永竜夫氏とは?

32人抜きをした人というのが、三井物産株式会社の社長に就任した安永竜夫(やすながたつお)氏です。

就任当時54歳。

 

それまで社長を務めていた飯島氏が、退任当時64歳ということを考えると、
三井物産株式会社は10歳も若い社長になったということです。

 

戦後の昭和34年に現在の三井物産株式会社として再スタートして以来、最年少の社長でもあります。

 

(出典:http://jp.reuters.com/article/vale-mitsui-mozambique-idJPKBN0JN2LY20141209)

 

三井物産株式会社は財閥系企業の1つです。

 

財閥系企業での執行役員からの抜擢は異例!!

年功序列重視の日本企業にとって新しいモデルになるのではないかと注目されています。

 

安永竜夫(やすながたつお)氏は、昭和58年に入社し、製油所の建設事業などに携わってきたそうです。

アジアやアメリカなど、世界中を股にかけてビジネスチャンスを追い求めた方です。

 

安永竜夫(やすながたつお)氏は40代になると、社内で“タフネゴシエーター(手ごわい交渉人)”と呼ばれるまでに評判を高めました。

安永さんが社長に抜擢されたのは、粘り強い交渉力と冷静な判断力が人事から評価されたからだといわれています。

 

32人抜きとは?三井物産の社長の安永竜夫氏の人物像から見る選ばれるリーダー

32人抜きをして三井物産株式会社の新社長として安永竜夫(やすながたつお)氏が抜擢されたことは、本当にすごいことだと思いますよね。

 

・・・思います・・・が、
その一方で、32人って何?!とも思いませんか?

 

32人って多すぎだと思うんです。

 

32人を抜いて抜擢されたということは、
少なくとも執行役員が32人よりも多く存在すということですもの。

 

三井物産株式会社の新社長として安永竜夫(やすながたつお)氏が32人抜きで抜擢されたのは、
飛び越えるだけの多くの役員がいたことの表れでもあります。

 

歴史ある大手商社や重厚長大産業の中には、今でも年功的意識が根強く残っている会社も多く存在します。
三井物産株式会社に限らず、取締役の多い企業はたくさんあるようです。

 

(出典:http://www.nhk.or.jp/keizai/kotoba/20150627.html)

 

安永竜夫(やすながたつお)氏はヒラの執行役員でしたが、32人もの執行幹部を抜いて新社長に抜擢されました。

そのため、取締役の一人は安永竜夫(やすながたつお)氏の名前が上がった際に、「安永?(誰それ?)」と聞き返したという逸話があります。

 

年功的意識が根強く残っている会社にとって、
「常務→専務→副社長→社長」
の順番どおりに役職が上がっていくことが当たり前という感覚なのでしょう。

 

それにしても、ついこの間まで自分自身より上の役職だった32人もの人がいるとなると、仕事がとてもやりにくいような気がしますが、32人抜きをするような人物は、そこに対する捉え方も凡人とは違います。

 

経済フロントライン(BS1)のインタビューの中で、安永竜夫(やすながたつお)氏はこのように語っていました。

 

「抜いた32人は、年上ですけど、目上ではないです。」と。

 

(出典:http://www.nhk.or.jp/keizai/kotoba/20150627.html)

 

部下が年上だから…とやりにくさを感じる方が一般的だと思いますが、
年齢なんかに翻弄されないのが、選ばれるリーダーとしての人格の高さなのでしょうね。

 

32人抜きをした三井物産の社長の安永竜夫氏が語る「選ばれるリーダーの人物像」

 
32人抜きをした三井物産の新社長、安永竜夫(やすながたつお)氏。
その安永竜夫氏がテレビのインタビューで、ご自身が選ばれた理由についてお話しされていました。

 

「なぜ、安永さんは、32人を抜いて社長になれたと思いますか?」
とのアナウンサーの質問に対し、

 

安永竜夫氏は、
目の前の仕事をしっかりやったからでしょう」
と答えていらっしゃいました。

 

目の前の仕事を、しっかりとやる。

 

”そんなことなの?そんなことだけで、本当にリーダーに選ばれるようになるの?”
と思ってしまいました。

 

ビジネスの中で、当たり前のことをしっかりとやれる人物が少ないのかもしれませんね。

 

おわりに

「32人抜き」と聞くと、一気に飛躍した部分だけに焦点を当ててしまいがちです。

 

ところが、そこへ至る過程は、実は、1つ1つ目の前の仕事を確実にこなしていくという小さなことの積み重ねのようです。

 

選ばれるリーダーになるための裏ワザは存在しない。
ただ、目の前の仕事をしっかりとこなしていくこと。
ということなんですよね。

 

確かに、目の前の仕事をしっかりやる人のことを、信頼しない人なんていませんものね。

 

安永竜夫(やすながたつお)氏が目の前の仕事をしっかりやることで、着実に信頼の積み重ねをしてきた結果が「32人抜き」という評価に繋がったのだと感じました。

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