近年の政治や選挙で、よく見かける「無所属」な政治家や候補者。
今更なのですが、「無所属」って何かご存知ですか?
どこの政党にも所属していない一匹オオカミなのかしら?と勝手に想像しているのですが・・・。
それに、「無所属」で出馬する候補者は、当選後に、どこかの党に入るのでしょうか?
「無所属」について調べてみようと思います♪
政治家の「無所属」って何?一匹オオカミってこと?意味は?
政治家や候補者の「無所属」って何なのでしょうか?
私が考えているような、どの政党にも属さない、一匹オオカミのような方なのでしょうか?
「無所属」とは、「どの政党にも属していないこと」という意味です。
しかし、実際には、全くどの政党にも所属していない政治家・候補者だけを指すのかというと、そうではありません。
特に候補者が「無所属」で出馬する際には、以下のような時にも使われます。
- まったく政党とつながりをもたずに候補する者
- 党に属していても,公認獲得競争でライバルに敗れた結果,無所属にならざるを得なかった候補者
- 党に属していても、公認されずに候補する者
- 複数の政党の支持推薦を受け、中立性を守るため、「無所属」と名のる候補者
- 政党に属さずに、別の政治団体を支持母体としていることから「無所属」と名のる候補者
「無所属」の政治家・候補者が、「どこの政党にも属していない」とはいえないようですすね。
例えば、所属政党のカラーが候補者につくことで、マイナスになってしまう場合があります。
「○○党の候補者なら投票するのやめよう」と思われてしまうことを避けるために、あえて、「無所属」で出馬することもあるのです。
このような時には、「党公認の候補者」としないで、「党の推薦の候補者」という立場をとっているようです。
そのように考えると、選挙活動の時に「無所属」の候補者の応援演説で、特定の政党の議員が来る理由が理解できますよね。
政治の世界での「無所属」は「特定の党から公認されていない」という意味で用いられていて、「特定の党に属していない」という意味ではないようです。
政治で「無所属」で出馬した場合、候補者は当選後どこかの党に入るの?
無所属で出馬する候補者は、当選したら、その後はどこか特定の政党に入るのでしょうか?
上記で調べた通り、特定の党に属していても「無所属」で出馬しているケースもあります。
その場合は、特定の党に属することになります(すでに属していることになります)。
一方、まったく政党とつながりをもたずに出馬した候補者の場合は、当選後に、特定の政党に所属する場合もあれば、無所属のまま活動していく場合もあるようです。
無所属で出馬したのに、当確したらどこかの党か会派に所属するって・・・
何このモヤモヤ感??— ヨド (@takuya_maiyuki) 2019年7月21日
無所属なのに、政党の支持受けて立候補してる人って、その政党に所属してるのと何が違うんだろう…?
— Padparadscha(パパラチア) (@a_padparadscha) 2019年7月21日
無所属って何?無所属の人当選したらどうなんの?
— ちあき (@homokarasu) 2019年7月13日
「無所属の会」って何?「無所属」じゃないのでは?
「無所属の会」という組織もありますよね。
「無所属なのに会?それって所属していることにならないの?」と思ってしまいますが、「無所属の会」は「会派」に分類されますので、「政党」ではありません。
政治の世界での「無所属」は「特定の党から公認されていない」という意味で用いられていますから、「会派」を作っても「無所属」であることには変わりありません。
会派とは・・・
会派とは議院内で活動を共にしようとする議員のグループで、2人以上の議員で結成することができます。
会派は、同じ政党に所属する議員で構成されるのが普通ですが、政党に所属していない議員同士で会派を組んだり、複数の政党で一つの会派を構成したりすることもあります。
委員会の委員・理事、質疑時間の割当てなどは、会派の所属議員数に比例して会派ごとに割り当てられます。
(参議院ホームページより)