街を歩けば「qbハウス」に当たる。
そう言っても過言ではないくらい、近年、店舗が増えている「qbハウス」。
私は「qbハウス」を見かけるたび、早くて安いヘアカットは、安かろう悪かろうなではないだろうか・・・と疑念を抱いてしまいます。
しかし、そのqbハウスも、1号店をオープンしてから20年以上が経っています。
安かろう悪かろうでは、20年も続くわけがありません。
10分という早さで、店員の上手なカット技術や、指示され続けるクオリティの高さがあるはずなのです。
そこで、「qbハウス」の10分カットと安さの秘密についてまとめてきたいと思います。
qbハウスが実現したのは10分1000円のヘアカット専門店!理美容業界に革命を起こす
qbハウスが目指したのは「10分1000円」のヘアカット専門店です。
10分でヘアカットを行う。
しかも1000円という破格の安さで。
このqbハウスのやり方は、理美容業界に革命を起こしたと言われています。
1996年(平成8年)に、第1号店となる「qbハウス 神田美土代店」をオープンしてからというもの、店舗数も来客数も右肩上がりです。
現在は、日本のみならず、アメリカ、台湾、香港、シンガポールにも展開しており、世界中に693店舗もある超巨大ヘアカットチェーン店です(平成31年6月9日現在)
*記事作成時点では「約10分 1,200円(税込)」とホームページに書かれていました。
【qbハウス】10分カットと安さの秘密!クオリティ維持は徹底した店員の研修
「qbハウス」の早すぎるカットや、安すぎる料金に、逆に心配になる方もいるはずです。
でも、考えてみてください。
安くても店員のカットが上手ではなく、完成した髪型のクオリティが低ければ、リピーターになる人なんていないはずです。
それに、悪い評判が広がり、世界中に693店舗にまで拡大はしないと思いませんか?
実は、短時間でまとめることほど高度な技術を要する。
スピーチや修理、ヘアカットなんて特にそう。
だから、10分カットのQBハウスは実はけっこう技術が高い。
嘘だと思うのなら行ってみればいい。
速いということは技術が高いということだ。
— プロの話聞き屋🇧🇴 桜井🌺 (@sakurai7715) 2019年4月15日
QBハウスの生産性と品質は、スタッフの理容技術と接客のソフトスキルを高いレベルで標準化し、オペレーションブースをデザインとテクノロジーで少しでも時短出来る環境にし、それを持続的に維持出来る様に投資してる事が見てとれた。 #BACKSTAGE
— 接触(3syk) (@3syk) 2019年6月2日
「qbハウス」が10分という短い時間で、クオリティの高いカットを全ての店員ができる理由は、徹底した研修にあるんです!
2019年6月2日放送の「BACKSTAGE」(CBCテレビ)で、「qbハウス」の10分でクオリティの高いカットできる店員を育てる、研修の裏側が明らかになりました。
「qbハウス」の徹底した店員研修から見えてきた、10分でカットできる技術の秘密についてまとめていきます!
qbハウスの秘密①クオリティの高いカット・接客技術を徹底的に身につける店員研修
qbハウスでは、入社後にすぐに店舗に入れるわけではありません。
というのも、まずは研修センターで徹底的な時短技術を身につけるからです。
無駄をとことん省いたカットや接客の技術などを、qbハウスが独自に展開している「LogiThcut PROFESSIONAL STYLIST SCHOOL(通称:ロジスカット)」で学びます。
1日8時間の研修を、6ヶ月間受けます(トレーニング時間は1152時間)。
6ヶ月間の研修経て、7ヶ月目からは各店舗に配属され、お客様のヘアカットを担当するのです。
一般的な美容院の場合は、入社後にすぐにアシスタントとして店舗に立ちます。
そのため、スタイリストを目指す人は、実務を通じて少しずつ接客を勉強したり、閉店後や休日を利用して、少しずつ技術を身につけていきます。
長い期間をかけてちょっとずつ成長していく一般的な美容院に比べ、qbハウスはカット技術と接客技術の両方のスキルを短期間で徹底的に叩き込まれるため、6ヶ月という短い期間でも、クオリティの高いカット技術・接客技術を身につけられるのです。
そして、6ヶ月後には、即戦力としてすぐに客様のカットを担当できるまでに成長するのです。
この店員研修があることで、専門学校を卒業したばかりの者や元業界経験者から、未経験者まで、同じようにクオリティの高いカット技術・接客技術が身につきます。
しかも、この店員研修の驚くべきことは、「給与+残業手当」をもらいながら、研修費用は無料で受けられるんです!
お金を貰いながら、世界でも通用する、一生使える専門的な知識と技術を身につけられるなんて、すごいですよね。
qbハウスの秘密②10分でクオリティの高いカットが提供できるのは理論化された技術
qbハウスが、10分という短い時間でクオリティの高いカットを提供できるのは、技術を理論的に教わるからです。
カット時間を短縮させるための技術を理論的に教えているので、「なぜそうするのか」を頭で理解できます。
バリカン、ツーブロック、ソフトモヒカン、スポーツ刈り、ワンレングス。
あらゆる髪型をわずか10分でカットするための理論は、再現性が高く、店員を目指す研修生なら誰でも、一定水準のクオリティを提供できるようになるのです。
「BACKSTAGE」の中で紹介されていたのは、前髪カットの技術でした。
通常、前髪をしたの方へ引っ張ってカットしますが、それだと「前髪カット→パッツンで毛並みが揃いすぎてしまうため段を後から入れて整える」ことになります。
しかし、それでは10分で終わりません。
qbハウスの場合は、前髪の生え方を考慮して、お客様の目線より少し高い位置まで前髪を持ってきてカットします。
そうすることで、1回のカットでも自然な段がつくのです。
qbハウスの秘密③接客技術があってこその10分カット!店員の上手な質問力
qbハウスの10分カットは、カットしている時間だけではありません。
髪型のカウンセリングをして、カットして、仕上げてもらう・・・というこの全てが詰まって10分です。
美容院に行くと、まずはどんな髪型にするか?をカウンセリングをスタイリストとします。
普通なら、このカウンセリングだけであっという間に10分が経ってしまいます。
qbハウスは、お客様のしたい髪型を短い時間で的確に把握する必要があります。
そのために研修の中で教えているのが、質問する技術です。
「さっぱりしたい」というお客様の要望を受けても、その「さっぱり」から連想する髪型がは10人いれば10人とも違います。
そこで、qbハウスでは、抽象的な質問をどんどん具体的にしていく質問をしているのです。
基本的には2択の質問をしていき、お客様が持っている髪型のイメージを把握していきます。
「耳が出る?耳が隠れる?」「何ミリ?」と、高い質問力で、お客様の意向を把握しているのです。
研修では、質問の技術もしっかりと叩き込まれます。
qbハウスの秘密-おまけ-無駄を省いたスタイリストの導線を計算され尽くした店内
qbハウスの店員研修について見てきましたが、最後に、無駄を省くために計算しつくされた店内の作りについてもご紹介します。
qbハウスでは、お会計(自販機です)、シャンプー、トリートメント、ブローは行いません。
この工程を省くことで、時間短縮をしているのです。
例えば、カットした髪の毛は、「エアウォッシャー」と呼ばれる掃除機のような装置で吸い取ります。
さらに、カットして床に散らばった髪の毛をあっという間に吸い取る「棚下吸引機」も各席に着いていますので、片付けの時間を短くし、お客様の回転率がアップします。
また、スタイリストの動きを減らすため、お客様の席を囲うように設備が整っていたり、棚の位置も計算されて設置してあります。
1000円カットのQBハウスの掃除機
あれ、ダイソンより吸引力あるべ
— プルヲ (@zzziro3) 2018年9月22日
QBハウスのビジネス戦略がすごい…
ホウキとちりとりで切った髪を掃除するかと思いきや、床に吸引口があってホウキでその穴に集めたら吸ってくれるっていう👀
道具を置くワゴンは無くて鏡の横が角度がついていて右前に道具があるっていう
シャンプーしないから頭用の掃除機的なやつで髪を取ってた💡 pic.twitter.com/npS4TKlt4z— Rico【🆕銀座·原宿·新宿ヘッドスパ😴】 (@lllllRlllll) 2019年6月2日
たかが1秒。されど1秒。
qbハウスの店内は、10分カットを実現するための無駄を省くため設計がされているのです。
