「キユーピー」と聞いて、ぽかんとする人は、まずいないでしょう。
愛くるしいキユーピーちゃんや、家の冷蔵庫うに1本は常備されているマヨネーズ、タラランタンタン♪の3分クッキングの音楽など、何かしらイメージが頭の中に広がるはず。
いつも身近に存在するのに、社名の由来は創業秘話を知っている人の方が少ないキユーピー株式会社についてまとめました。
会社名
キユーピー株式会社
キユーピー株式会社の英語名
Kewpie Corporation
英語名の表記変更について
キユーピー株式会社は、
2010年1月21日のニュースリリースNo.7で、
「Q.P. Corporation」 から
「Kewpie Corporation」へ
2月23日(火)株主総会で定款変更予定
と発表しました。
キユーピー株式会社の社名の由来
キユーピー株式会社の社名の由来は…
キユーピー人形からきています。
元々はマヨネーズの商品名をして採用された「キユーピー」でしたが、創業者の中島董一郎(なかしまとういちろう)氏の大学の先輩の提案で、会社名となりました。
アメリカで誕生した、セルロイド製のキユーピー人形は、当時の日本でも大人気でした。
マヨネーズはアメリカ生まれ。
キユーピーもアメリカ生まれ。
ということで、マヨネーズの商品名としてぴったりだと考えました。
・・・大人気キャラクターの名前を勝手に商品名と会社名にしてしまうなんて、今ではあり得ないことですが・・・権利問題で訴えられそうですね!・・・当時だからすんなりと採用できたのでしょう。
キユーピーは、アメリカの女性イラストレーターによって生み出され、神話に出てくる恋愛の神様キューピッドがモチーフになっています。
恋愛の神様キューピッド同様、キユーピー株式会社のキユーピーちゃんの背中にも天使の羽があるんですよ。
知っていましたか?
創業時の社名は、食品工業株式会社でしたが、1957(昭和32)年に、キユーピー株式会社に社名を変更しました。
「食品工業」という社名が増えたことが理由です。
差別化のために採用されたのが、マヨネーズの商品名であった「キユーピー」でした。
キユーピー株式会社の創業
1919年(大正8年)11月創業
キユーピー株式会社の創業秘話とマヨネーズの国産化
キユーピー株式会社は、1919(大正8)年に、中島董一郎(なかしまとういちろう)氏によって創業。
創業当時の社名は「食品工業株式会社」で、東京都中野区にありました。
中島董一郎氏は、1915(大正4)年に、当時の農商務省の海外実業練習生としてイギリスとアメリカに3年程滞在しました。
その時に「マヨネーズ」に出会います。
帰国してすぐに中島董一郎氏は、食品工業株式会社を創業し、缶詰などの加工食品を製造を行なっていました。
そして、その傍らで、マヨネーズの国産化も考えていました。
ただ、当時の日本は、洋風な調味料が受け入れられる食文化ではなかったため、販売を開始するのは少し後になります。
(出典 https://www.kewpie.com/history/)
マヨネーズが製品化されたのは、1925(大正14)年です。
1923(大正12)年に起きた関東大震災が発生し、その復興の中で、日本人の生活スタイルが一気に洋風化したことをきっかけに、マヨネーズの製造が本格的動き出したのです。
キユーピー株式会社の明日話したくなる雑学
「キユーピー」の「ユ」は小文字ではなく、大文字が正式なのを知っていましたか?
「キューピー」だと思い込んでいる人も多いはず。
正しくは「キユーピー」なので、商品を手にする機会があれば、ぜひチェックしてみて下さいね。
キユーピー株式会社情報
キユーピー株式会社
本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-4-13