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ドラマ『プラージュ』の感想と口コミ!星野源や仲里依紗等が投げかける「過去の罪」への問いと怖さ

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たまたま本屋で手に取った『プラージュ〜訳ありばかりのシェアハウス』(誉田哲也・著)がドラマ化されていること、そのキャストが豪華なことを知って、本を読む前にドラマを見ることを決めました。

『プラージュ』のキャスト見ると、星野源さん、石田ゆり子さん、仲里依紗さん、眞島秀和さん、スガシカオさんという超豪華メンバーだったので、見る前から「当たりドラマだ!」と確認がありました!
(星野源さんと石田ゆり子さんの逃げ恥2人が共演なんて熱いっ!)

正直かなり重いテーマですが、見てよかったと心から思えるドラマでした。

お化け系のギャーギャー叫ぶ系の怖さではなくて、理解すればするほどジワジワと感じる本当の意味での怖さがあって、なんとも言えない感覚が残ります。

難しい役どころだと思いますが、キャストが本当に素晴らしくて、演技力があるからこそ、どの登場人物の人生にも感情移入するできます。

胸を痛めたり、あたたかくなったり、憤り(いきどおり)を感じたり、感情がぐわんぐわんに揺らされるドラマです。

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ドラマ『プラージュ』の感想と口コミ!過去の罪が消えない怖さ

ドラマ『プラージュ』を全話見たので感想・口コミを書きます。ネタバレも含むので、これから見る人はご注意くださいね。

ドラマ『プラージュ』を23:00頃に見始めたのですが、1話約50分×5話=250分間を、全話見終わるまで止まりませんでした。

『プラージュ』の副題に「訳ありばかりのシェアハウス」とあるので、いろんな人の人生を追う群集劇なのだろうなぁと予想していましたが、「訳あり」が想像を超えたヘビーさだったので、恐怖心も感じたし、かなりズシンと心に残るドラマでした。

ドラマの全話を通じて投げかけられる「過去の罪は消えないのか?」「過去に罪を犯した人間に再出発は許されないのか?」という問いは、ドラマを見終わった後もわたしの中に残りました。

ドラマの始まりは、主人公の吉村貴生(星野源)が、意図せず、巻き込まれる形で犯罪者になってしまうところからスタートします。

トントンと軽快に話が進んだり、ちょっと大人なシーンがコミカルに描かれていたりすることから、わたしもケタケタ笑っていました。

冒頭のシーンの描き方と星野源さんのいい感じに力の抜けた演技に、かなり気を抜いてドラマを見ていました。

が、楽しいのは最初の十数分まででした。

「犯罪者」となった人間の生きずらさや苦悩、「犯罪」に至った経緯の無念さなどが、これでもかというくらい詰まっていました。

自分のせいじゃないのに、犯罪者となってしまった人間がどれほど生きづらいのか…それを目の当たりにして怖さを感じました。

ただ巻き込まれただけなのに。むしろ被害者側なのに。
周りの人間は、世の中は、そうは見てくれない…。

かなり重いドラマです。

犯罪の描写も激しくて、目を何度も覆いました。

ところどろこで、ほっとしたり、あたたかい気持ちになったりはしますが、全体を通して重いので、弱っている時には見ないことをおすすめしますし、見始めたら最後まで一気に見ることをおすすめします(最後には救いがあるから)。

吉村貴生(星野源)に対する感想

吉村貴生(よしむらたかお/星野源)は、自分の意図と関係なく犯罪者になりました。

酔いつぶれているところを、悪い2人組の男に目をつけられたせいで、無理矢理注射を打たれたことで犯罪者になります。

友人の結婚式から拒否され、会社をクビになり、元上司から罵倒され、再就職に苦労するようになります。

経緯に関係なく、世間から見れば、犯罪者は犯罪者ですが、わたしから見れば、どちらかといば、吉村貴生(星野源)は被害を受けた側です。

だから、吉村貴生(星野源)がある日を境に、急に、世間から白い目で見られ、かつての友人や知人からも距離を置かれている姿を見て、なんとも形容しがたい気持ちになりました。

小池美羽(仲里依紗)に対する感想!終盤に明かされる深すぎる傷

小池美羽(こいけみわ/仲里依紗)は、身体にも心にも深い傷のある女の子の過去がわかるのは、ドラマの終盤です。

人を信じず、無表情で、陰のある空気感と自分を軽視する姿が描かれていましたが、ドラマ終盤でその理由が明らかになると、こんなにも苦しい過去を背負っていたのかと、見ていて息ができなくなるくらいでした。

醜すぎる同級生の女の子からのイジメ。そして、イジメに歯向かったことに対するひどすぎる報復から犯罪者となってしまう女の子です。

自分の命を守るために罪を犯さざるを得なかった女の子を、誰が責められるのだろう?と、そんな思いに視聴者の誰もが思うはずです。

ところが、ドラマ『プラージュ』は、小池美羽(仲里依紗)を全肯定するわたし達視聴者に問題提起をします。

被害者にもまた家族がいて、大切な人を失った悲しみはどうなるのか?と。

ドラマ最終話で、小池美羽(仲里依紗)は見知らぬ男性に連れ去られ、痛めつけられます。

その男性は、小池美羽(仲里依紗)によって命を失った被害者遺族の家族でした。

いじめてきた同級生から命を奪われそうになった小池美羽(仲里依紗)が、自分を守るために相手の命を奪うことになってしまったが、その同級生の兄が妹を失った苦しみから小池美羽(仲里依紗)の命を奪おうとする…

どの立場の人間の傷みも分かるからこそ、自分の中で明確な答え(のようなもの?)持つことができませんでした。

小池美羽(仲里依紗)の罪は、このドラマの中で、わたしに1番重く問いを投げているように感じています。

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ドラマ『プラージュ』は、Amazonプライムビデオのレンタルエピソードとして配信されています。

(引用:Amazon

『ストロベリーナイト』の人気作家・誉田哲也さんの小説がドラマ化されたものです。
個性豊かな実力派の俳優さんたちに魅了されること間違いなし!

ストーリー
32歳、旅行代理店の冴えない営業マン吉村貴生は、仕事で失敗続きの上に好きだった女性にも相手にされず、憂さ晴らしに出掛けた先で、よく分からないまま覚せい剤を打たれ逮捕されてしまった。当然会社からも解雇。挙げ句、住んでいた部屋が火事に…。執行猶予中の身で借りられる物件などそうそうあるわけもなく、「ここで駄目なら他に行く所なんかないよ」と連れていかれたのは、朝田潤子がオーナーを務める「プラージュ」という名の1階がカフェのシェアハウスだ
(引用:U-NEXT

夜に1話分試しに見ようと思ったのに、ハマってしまって一気に5話分をまとめて見ました(おかげで翌日は寝不足)。

Amazonではドラマ全話分がすでに配信済みなので、見たいと思ったタイミングで、全話見れちゃうのはありがたかったです。

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レンタル作品は何度でも見放題なのか?

Amazonプライムビデオのレンタル作品は、原則、1度観ると48時間以内に自動で返却されます(返却=視聴の終了=再度レンタルしないと見れない)。
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