崎陽軒といえばシュウマイ。
シュウマイといえば崎陽軒。
そのくらいみんなに愛されている崎陽軒ですが、会社については知っていますか?
2008年に創業100周年を迎えた老舗企業の社名の由来や雑学を見ていきましょう。
会社名
株式会社崎陽軒
(かぶしきがいしゃ きようけん)
株式会社崎陽軒の英語名
Kiyoken Co.,Ltd
株式会社崎陽軒の社名の由来
株式会社崎陽軒の社名の由来は…
「崎陽」というのは、江戸時代の長崎の出島のことです。
出島は、別の言い方で「崎陽」といいました。
創業者の久保久行(くぼひさゆき)氏が生まれたのが、長崎だったことからきています。
株式会社崎陽軒の創業
1908年(明治41年)6月創業
株式会社崎陽軒の創業秘話/元横浜駅の駅長が退職後に創業
株式会社崎陽軒は、久保久行(くぼひさゆき)氏によって創業されましたが、当時の久保久行(くぼひさゆき)氏は極貧生活を送っていました。
その頃の久保久行(くぼひさゆき)氏は、横浜駅の4代目駅長を退職したばかりでした。
久保久行(くぼひさゆき)氏は、日露戦争で軍隊輸送に大きく貢献したにも関わらず、退職後の収入はなく、極貧生活を強いられていたのです。
そんな久保久行氏に救いの手を差し伸べたのが、後輩の高橋善一(たかはしぜんいち)氏でした。
ちなみに、高橋善一氏は後に東京駅の駅長となる、鉄道界で有名な人物です。
後輩の高橋善一氏は、大阪駅に構内営業権を持っていた弁当業者の松塚孫三郎(まつづかまござぶろう)氏および国鉄にかけ合い、横浜駅(現在のJR桜木町駅)の営業許可を取り付けました。
資金を松塚孫三郎氏が出し、久保久行氏は妻名義で出店します。
この時は、主に牛乳やサイダー、ミルク、餅を販売しており、独自開発のシウマイが登場するのは、1928年(昭和3年)3月です。
株式会社崎陽軒の明日話したくなる雑学
崎陽軒の「シュウマイ」は「シウマイ」が正式名です。
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シウマイの開発をしていた、当時の社長である野並茂吉(のなみもきち)氏に栃木訛りあり、「シュウマイ」が上手に発音できず、「シウマイ」と発音していたことが由来だとされています。
さらに、中国の正式な発音は、「シャオマイ」。
「シュウマイ」よりも「シウマイ」の方が本来の発音に近いのでは?ということで、現在に至っているようです。
「シウマイ」と表記すると、シ「ウマイ」となり、「美味い」が隠れていることが分かります。
ここにも「シウマイ」と表記するネーミングの狙いがあるようです。
株式会社崎陽軒情報
株式会社崎陽軒
本社:横浜市西区高島2丁目12番6号